尼崎のスマホ修理屋さんスマホメディック

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保護ガラスの9Hとか10Hとかってほんとに硬いの?

みなさんこんにちは❣️
尼崎のiPhone・スマホ修理屋さんスマホメディックです(๑و•̀ω•́)و

みなさんはスマホに保護ガラスを貼っていますか?
おそらく大半の方が保護ガラス(またはフィルム)を貼っていると思います。
この保護ガラス、商品をよく見ると「硬度9H」とか「硬度10H」なんて書かれてます。
10Hってどのくらい硬いんでしょうか?

今回は保護ガラスの硬度についてです!



保護ガラスの硬度は鉛筆硬度

鉛筆硬度というのは、鉛筆の硬さ(濃さ)をあらわしている表記です。
HBやB、2Bなどの濃さの鉛筆は、多くの人が使ったことがあると思います。
鉛筆硬度はJIS規格で6B~9Hまで17段階あります。
(6B/5B/4B/3B/2B/B/HB/F/H/2H/3H/4H/5H/6H/7H/8H/9H)

そもそも、鉛筆の芯は粘土と黒鉛を混ぜて作られており、この割合によって濃さが変わります。
この芯の濃さ=硬さということなのです。

一般的には2B~HB、製図やデッサンで2Hあたりまで使われます。
日常で使うことはありませんが、さらに上の9Hの鉛筆というのも存在します。

鉛筆硬度はプラスチックや樹脂・一般塗装の、引っかき傷に対する耐性や表面硬度をあらわすのに使われることが多いです。


Hがついてないのはモース硬度

鉛筆硬度以外にもう一つ使われているのが、モース硬度というものです。
このモース硬度とは、「あるもので引っかいたときの傷つきにくさ」をあらわしています。
モース硬度にはHがつかず、モース硬度10のように数字で表記されます。
モース硬度は1~10まであり、最大値の10はダイヤモンドの硬さになります。

身近なものをモース硬度であらわすと…

モース硬度2.5→人間の爪
モース硬度4.5 → 木工用の釘
モース硬度5 → ガラス
モース硬度5.5 → ナイフの刃
モース硬度7.5 → 鋼鉄のやすり

といった感じになります。
注意すべきなのは、モース硬度は「あるもので引っかいたときの傷つきにくさ」であり、「叩いた時の壊れにくさ」とは違います。
モース硬度10であるダイヤモンドも、叩く方向や力の加え方次第で簡単に割れてしまうことがわかっています。


鉛筆硬度とモース硬度が混在している

一般的に販売されている保護ガラスの強度は、この鉛筆硬度とモース硬度が混在しています。
わかりやすい見分け方としては、「Hが付いていれば鉛筆硬度、数字だけならモース硬度」という点です。
9Hは鉛筆硬度であり、ダイヤモンドの10というのはモース硬度です。
鉛筆硬度9Hはモース硬度にすると4~5程度に相当するため、9Hがダイヤモンドくらい硬いという認識は間違いです。
ただし、そもそも鉛筆硬度とモース硬度は全く違う尺度なので、単純に比較はできません。

保護ガラスを購入するときは、ぜひお役立てくださいね❣️